甘い毒に溺れ堕ちて
ホスト御用達のサロンだったとは……。

外観からオシャレな雰囲気が漂ってたもんなぁ。


至るところに観葉植物やお花が飾られていて、窓も床もチリ1つなくピカピカ。椅子も長時間座っても疲れにくいようふかふかで、背もたれまで付いている。


一体どういった経緯で夜遊びする仲になったのだろう。




「──お待たせしました」



大学の授業やホスト用語について教えてもらったりと、談笑すること約1時間。私の順番が回ってきた。

藍くんと入れ替わるように席を立ち、手招きする砥上さんの元へ。



「さ、どうぞ」

「よろしくお願いします」



シャツを脱いでカット用の椅子に座った。



「今日はカットのみですね。長さはどのくらいにしましょうか」

「鎖骨より少し下の、胸の上に少しかかるくらいでお願いします」
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