甘い毒に溺れ堕ちて
友との戯れ
金曜日の放課後。
誰もいない教室の真ん中で、サイコロが転がる音が響く。
「6が出たから、10を掛けて60。通常の50ダメージと合わせて110。弱点で2倍になるから……合計220ダメージ」
バトル場に出ている相手のカードに数字が書かれたコインを乗せた。
既にカードには複数枚コインが乗っており、向かい側に座る対戦相手の顔から戦意が喪失していく。
「はい。ゲームオーバー」
「うわぁぁ〜、また負けかよぉ〜」
「勇雅ってほんとサイコロ運ないよな。1と2に好かれすぎだろ」
「それを言うなら藍はデカい数字に好かれすぎ。なんなんだよ、全部6ってぇー」
凛々しい顔立ちに似合わず、拗ねた子どものように口を尖らせている。
「イカサマでも使った?」
「失礼な。俺の日頃の行いと、神様が味方してくれたおかげだよ」
「だったらもう少し俺にも勝ち目あるはずだろ。こっちは生徒会だぞ」
誰もいない教室の真ん中で、サイコロが転がる音が響く。
「6が出たから、10を掛けて60。通常の50ダメージと合わせて110。弱点で2倍になるから……合計220ダメージ」
バトル場に出ている相手のカードに数字が書かれたコインを乗せた。
既にカードには複数枚コインが乗っており、向かい側に座る対戦相手の顔から戦意が喪失していく。
「はい。ゲームオーバー」
「うわぁぁ〜、また負けかよぉ〜」
「勇雅ってほんとサイコロ運ないよな。1と2に好かれすぎだろ」
「それを言うなら藍はデカい数字に好かれすぎ。なんなんだよ、全部6ってぇー」
凛々しい顔立ちに似合わず、拗ねた子どものように口を尖らせている。
「イカサマでも使った?」
「失礼な。俺の日頃の行いと、神様が味方してくれたおかげだよ」
「だったらもう少し俺にも勝ち目あるはずだろ。こっちは生徒会だぞ」