【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
思わず間抜けな声が出る俺。
「ちょ、ちょっと待てよ。フラれたってお前、告ったの?」
「そうだよ。抜け駆けしてごめんね」
「え……」
ウソだろ。いや、眞白もきっと乙葉のことを好きなんだろうってことは、俺だって気づいてたけど。
まさか、乙葉が眞白のことをフるなんて、予想外すぎて。
だったらあの時の乙葉の言葉は、何だったんだ?
眞白がいいって意味じゃなかったってことかよ。
なんで……。
驚きのあまり言葉を失う俺の耳元に、眞白の穏やかな声が響く。
「僕じゃダメなんだってさ。だから、乙葉のことは楓がちゃんと守ってあげてよ」
その声はなんだか悔しそうで、でも、どこか優しさに満ちているようにも聞こえて。
「乙葉が必要としてるのは、僕じゃない。楓なんだよ」
「ちょ、ちょっと待てよ。フラれたってお前、告ったの?」
「そうだよ。抜け駆けしてごめんね」
「え……」
ウソだろ。いや、眞白もきっと乙葉のことを好きなんだろうってことは、俺だって気づいてたけど。
まさか、乙葉が眞白のことをフるなんて、予想外すぎて。
だったらあの時の乙葉の言葉は、何だったんだ?
眞白がいいって意味じゃなかったってことかよ。
なんで……。
驚きのあまり言葉を失う俺の耳元に、眞白の穏やかな声が響く。
「僕じゃダメなんだってさ。だから、乙葉のことは楓がちゃんと守ってあげてよ」
その声はなんだか悔しそうで、でも、どこか優しさに満ちているようにも聞こえて。
「乙葉が必要としてるのは、僕じゃない。楓なんだよ」