その海は、どこまでも碧かった。

碧くんの部屋を出て

手のひらをギュッて握った



碧くんは

もぉ手を繋いでくれないんだな…って

また目が熱くなった



今まで手を繋いでくれることが

当たり前だと思ってたのに…



碧くん

私ね

碧くんがいないと

ダメだよ


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