その海は、どこまでも碧かった。

「今日はオールだよー!」

「ヤッター!」

「恋バナー♡女子トーク♡」

「イエーイ!!!」



昨日はホテルでユナと二人部屋だったけど

今日は旅館の大部屋



彼氏持ち

私を含んだ3人



彼氏募集中

2人



計5名



「今日、海たちラブラブだったね♡」



「ラブラブ…かな…」



アレは事故というか

たまたまと言うか

私が寝ぼけてただけで…



「あ!そのシロクマ、宙に買ってもらったの?」



私が抱っこしてたシロクマを見てユナが言った



「うん」



「オレだと思って抱きしめてよ♡って?」

「「「キャーーー♡♡♡」」」

「笹野くん、そんなこと言うの?」

「言いそう!そのセリフ似合う!」

「えー、言わないっしょ!笹野」

「で、実際どぉなの?」



「え、実際?」



「うん、宙って海と2人だと、どんななの?」

「笹野から告白したんでしょ」

「海、愛されてるんでしょ」

「当たり前じゃーん!」

「いいな〜♡私も彼氏ほしい」

「で、実際どぉなの?」



このノリ

圧倒される



「当たり前…って…
どんな、なの?」



「当たり前って、当たり前だよね?」

「うん、当たり前」

「当たり前に愛されてるし
お互い当たり前に1番大切」

「いいなー、彼氏」

「もちろん
付き合ってて当たり前のことは
してるんでしょ?」

「してるでしょ!普通」

「で、実際どぉなの?」



恐るべし

修学旅行の女子トーク



「普通が、よくわからない
私、付き合ったの、宙が初めてだから…」



「えー!意外!」

「海、かわいいから
てっきり男慣れしてると思ってた」

「小学生の時は日に焼けててギャルかと思って
近寄りがたかったけどね!」

「黒歴史!」

「ウケる!」

「言い方がギャルっぽい!ウケる!」

「中学生になって
色白くなって髪長くなって
男子から評判良かったよ!」

「白歴史!」

「そんな言葉あんの?」

「ウケる!」

「彼氏できたって噂されてたけど
幼なじみだったっていう…」

「話ズレてる!」

「で、実際どぉなの?」



もぉ終わりたい

私の話



「…どぉ?…とは?」



「今日のバスの中で抱きついてたようなことは
してるんだよね?」

「抱きついてた以上のことじゃない?」

「以上とは…?」

「それは…ねぇ…?」

「ねぇ…?」

「で、実際どぉなの?」



抱きついてた以上のこと…



「手は、繋ぐよ…」



「手は…?」

「で…?」

「あとは…?」

「それから…?」



「それだけ…」



「「「「え!!!!!」」」」



「逆に付き合ってたら
当たり前にキスとか、するの?
当たり前に、抱き合うの?
それが、普通なの?」



シーーーーーン…



ずっと聞きたかったことを聞いたら

場がシラケた



私の恋バナ終了

もぉ、寝たい



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