お見合い婚で一途な愛を ~身代わり妻のはずが、御曹司の溺愛が止まりません!~
「そういえば、今回はちゃんと言ったってことかな」
「え?」
「あの人は私の夫だって」
「…言いました。だって本当だもん」
「近いうちに、婚姻届、出さないとね」
「法律上でも私のものになってしまえば、おモテになる旦那様でも、安心感が増しますからねー」
いつかの航太郎さんの言葉を真似てみると、彼も覚えていたようでちょっぴり頬を赤くしてみせる。
「…プロポーズ、まだしてなかったね」
「そういえば…。別にこだわらなくてもいいんじゃないですか?」
お見合いの日に既にされているわけだし。
その時はお断りしてしまったけれど。
航太郎さんは納得いかないようで、ぎしっと音を立ててベットの上に正座しだす。
合わせて私も向かい合うようにそうすれば、航太郎さんは私の瞳をしっかり捉えて真剣な顔付きで言った。
「翠さん。俺と結婚してください」
あの時と言葉を被せて言うので、なんだか照れくさい。
けれど今度は、私もちゃんと答える。
「はい。よろしくお願いします」
航太郎さんはほっとしたように微笑んだ。
私の答えは分かっていたはずなのに、少しだけ不安に思っていたのかと思うと、可愛いな。
「愛してるよ、翠」
「航太郎さん…私も、愛してる」
どちらからともなく正座を崩し、お互いの距離を縮める。
触れるだけのキスだけれど、誓のキスみたいで妙にくすぐったい。
航太郎さんはもちろん、そんなもので終わらせるつもりもなく、噛み付くような口付けに変えて私を押し倒した。
「航太郎さん…っ」
あなたのことが好き。
私は愛する人からの愛情を、全身で受け止めた。
その数日後、松下さんは自主退職し、実家のある地元に帰ることにしたのだと、航太郎さんから聞いた。
「え?」
「あの人は私の夫だって」
「…言いました。だって本当だもん」
「近いうちに、婚姻届、出さないとね」
「法律上でも私のものになってしまえば、おモテになる旦那様でも、安心感が増しますからねー」
いつかの航太郎さんの言葉を真似てみると、彼も覚えていたようでちょっぴり頬を赤くしてみせる。
「…プロポーズ、まだしてなかったね」
「そういえば…。別にこだわらなくてもいいんじゃないですか?」
お見合いの日に既にされているわけだし。
その時はお断りしてしまったけれど。
航太郎さんは納得いかないようで、ぎしっと音を立ててベットの上に正座しだす。
合わせて私も向かい合うようにそうすれば、航太郎さんは私の瞳をしっかり捉えて真剣な顔付きで言った。
「翠さん。俺と結婚してください」
あの時と言葉を被せて言うので、なんだか照れくさい。
けれど今度は、私もちゃんと答える。
「はい。よろしくお願いします」
航太郎さんはほっとしたように微笑んだ。
私の答えは分かっていたはずなのに、少しだけ不安に思っていたのかと思うと、可愛いな。
「愛してるよ、翠」
「航太郎さん…私も、愛してる」
どちらからともなく正座を崩し、お互いの距離を縮める。
触れるだけのキスだけれど、誓のキスみたいで妙にくすぐったい。
航太郎さんはもちろん、そんなもので終わらせるつもりもなく、噛み付くような口付けに変えて私を押し倒した。
「航太郎さん…っ」
あなたのことが好き。
私は愛する人からの愛情を、全身で受け止めた。
その数日後、松下さんは自主退職し、実家のある地元に帰ることにしたのだと、航太郎さんから聞いた。