お嬢の神隠し
「あ、えっとこの人は私の幼なじの…

「莉乃の彼氏でーす!」

「「彼氏?!」」

何馬鹿なこと言ってるんだ、こいつは。

「私の幼なじみの西谷 遥斗(にしのや)
弟的存在かな」

「は、俺がお兄ちゃんな」

「はいはいー」

「仲良いんだねっ!」

小さい頃から一緒にいたから遥斗のことをだいたいは知ってる。けど考えてることが全く理解できない。


「なー西谷くん」

「遥斗でいいよ」


「遥斗は東京の″喜琉″か?だってそのピアス…」



喜琉(きりゅう)?!なんでそれを秀羽が…


「おっ君、俺の事知ってるんだ。名前は?」

「橘 秀羽」

「へぇー橘ね」


遥斗も秀羽のことを知ってるの?

海里と詩も喜琉と言った瞬間、知っている様子だった。




喜琉というのは遥斗のあだ名?通り名?的な感じだ。

何故、そういう通り名があるかと言うと、
遥斗は西谷財閥の若頭。時期組長だからだ。

その証として代々受け継がれている西谷家の文様のピアス。



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