ほら、やっぱり愛してる . 〜 ヤクザの彼と私の物語 〜
「 あの 、 そう言えば 」
と私が拉致された時に言われた事を思い出した。段々と午前中の記憶が戻ってきた。
「 あの人たち、 指輪を探していました。」
『 指輪 ? … 心当たりは? 』
と聞かれ首を横に振った。
『 …さっき和真と、昔組にいた奴らの事を調べた 。』
[ 、ですが誰一人として愛莉さんのことを覚えていませんでした。そもそも 組長に子供なんか居なかったと。 ]
和真は複雑そうな声で言った 。
「 そう 、なんだ 。 」
和虎さんは
『 そういう様に親父から言われてんだ。いつどこで誰が手を引いてるか分からないこの裏社会で 、お前に足がつかないように。 』
と言ってくれた。
[ だけど愛莉さん! 朗報です 。]
勢いよくこちらをみて こう言った 。
[ 先に葬式会場に向かった組の奴らが愛莉さんの兄貴がいるのを確認しました。 ]
「 私の 、兄?? それってあの写真の … ? 」
『 ああ 、 その人なら指輪の場所を知っているかもしれねえ 』
話によると 、兄の名前は 灰原恭志郎 現在29歳で9年前の事故があってすぐ 父と縁を切り家を出たそうだ。「真っ当に生きたい」と 。
今は公務員として生活しているらしい。
名前を聞いても、思い出せない 。
『 お前同様命を狙われる可能性もある 』