ほら、やっぱり愛してる . 〜 ヤクザの彼と私の物語 〜
[ …そろそろ 着きまーす ]
そういい和真がネクタイを締め直し拳銃を胸ポケットにしまった。
どうか、お葬式の会場で銃を使う事がありませんように。
心の中でそう願った。
自分の父が死んだ。すごく辛い、悲しい、けど記憶喪失の私には父との思い出が無い。…それがとても悔しい。
『 おい 、 』
「 へ 、 ? 」
和虎さんがこちらを見ている。
ぼーっとしすぎて 話しかけられてるのに気付かなかった。
『 お前、会場着いても俺から離れんなよ 。』
この真っ直ぐ私をみるこの人の瞳 、 少し苦手かもしない。目を逸らせない 。
「 っはい 。 」
[ 僕もちゃーんと護衛するんで安心してください 。 ]
「 …ありがとう 、^^」
[ さ、 着きましたよ 。 行きましょう ]