一晩だけあなたを私にください~エリート御曹司と秘密の切愛懐妊~
もうすぐ松本悠馬に会う。
落ち着け。
昨夜寝る前に何度もシミュレーションした。
フーッと軽く息を吐くと、ノックの音がした。
「山本さま、準備が整いました」
「はい」と兄が返事をし、父もソファから立ち上がる。
控え室を出て通路の奥にある部屋に向かうと、美久さんが私に顔を近づけて声を潜めた。
「私はここで待機してるわ。具合が悪くなったら我慢しないでね」
「ありがとう」
コクッと頷き、父や兄の後に続いて部屋に入ると、そこは和室で床の間には結納品が飾られていて、座布団が置かれている。
奥には松本と彼のご両親がいた。
略式ということで仲人はいない。
床の間の近くに松本の父親、松本、彼の母親の順で座っている。
松本が私を見たので咄嗟に目を背け、彼のご両親の方を見て会釈した。
「雪乃ちゃんは綺麗だねえ。私が結婚したいよ」
松本のお父さんがそんな冗談を言って豪快に笑った。
お父さんは恰幅がよく大柄で、目は松本と同じ一重だ。
目以外は細っそりとしている母親に似たのだろう。
落ち着け。
昨夜寝る前に何度もシミュレーションした。
フーッと軽く息を吐くと、ノックの音がした。
「山本さま、準備が整いました」
「はい」と兄が返事をし、父もソファから立ち上がる。
控え室を出て通路の奥にある部屋に向かうと、美久さんが私に顔を近づけて声を潜めた。
「私はここで待機してるわ。具合が悪くなったら我慢しないでね」
「ありがとう」
コクッと頷き、父や兄の後に続いて部屋に入ると、そこは和室で床の間には結納品が飾られていて、座布団が置かれている。
奥には松本と彼のご両親がいた。
略式ということで仲人はいない。
床の間の近くに松本の父親、松本、彼の母親の順で座っている。
松本が私を見たので咄嗟に目を背け、彼のご両親の方を見て会釈した。
「雪乃ちゃんは綺麗だねえ。私が結婚したいよ」
松本のお父さんがそんな冗談を言って豪快に笑った。
お父さんは恰幅がよく大柄で、目は松本と同じ一重だ。
目以外は細っそりとしている母親に似たのだろう。