エリート外交官と至極の契約結婚【極上悪魔なスパダリシリーズ】
リビングにいた私はソファから立ち上がって視線を向けた瞬時、月城さんの姿に目を瞬かせた。彼はタキシードを着ていたのだ。
色気をまとったタキシード姿に胸がざわめく。
「おかえりなさい」
「ただいま。俺の顔が見たくて待っていたのか?」
「ち、違いますっ。この家のホステスとしておかえりを待っていたんです」
正当な理由を紡ぎ出し、月城さんも納得だろう。
「ではホステスさん。水をもらえないか」
「すぐに持ってきます」
月城さんがソファに腰を下ろすのを見て、そそくさとキッチンへ向かった。
ミネラルウォーターのペットボトルを手にして戻ると、彼はソファの背に体を預け、目を閉じている。疲れているみたい。
スリッパの足音に気づいてか、月城さんは目を開けた。
「どうぞ」
「ありがとう」
受け取った彼はキャップを開けてゴクゴク流し込んだ。
「そうだ。土曜日、砂漠ツアーへ出かけるぞ」
「砂漠ツアー……ですか?」
「ああ。デートをしないのは不自然だし、参加者が多い方が楽しいだろう?」
月城さんの口から〝参加者が多い方が楽しい〟と出てきたのはいささか不自然だけれど、砂漠には何度か行っていてお気に入りだ。
「わかりました」
「よし。じゃあ、おやすみ」
ソファからすっくと立ち上がった月城さんはリビングを出ていった。
色気をまとったタキシード姿に胸がざわめく。
「おかえりなさい」
「ただいま。俺の顔が見たくて待っていたのか?」
「ち、違いますっ。この家のホステスとしておかえりを待っていたんです」
正当な理由を紡ぎ出し、月城さんも納得だろう。
「ではホステスさん。水をもらえないか」
「すぐに持ってきます」
月城さんがソファに腰を下ろすのを見て、そそくさとキッチンへ向かった。
ミネラルウォーターのペットボトルを手にして戻ると、彼はソファの背に体を預け、目を閉じている。疲れているみたい。
スリッパの足音に気づいてか、月城さんは目を開けた。
「どうぞ」
「ありがとう」
受け取った彼はキャップを開けてゴクゴク流し込んだ。
「そうだ。土曜日、砂漠ツアーへ出かけるぞ」
「砂漠ツアー……ですか?」
「ああ。デートをしないのは不自然だし、参加者が多い方が楽しいだろう?」
月城さんの口から〝参加者が多い方が楽しい〟と出てきたのはいささか不自然だけれど、砂漠には何度か行っていてお気に入りだ。
「わかりました」
「よし。じゃあ、おやすみ」
ソファからすっくと立ち上がった月城さんはリビングを出ていった。