エリート外交官と至極の契約結婚【極上悪魔なスパダリシリーズ】
ハーキム氏に対して、冷静でいて、少し小ばかにしたように口もとを緩ませる。
彼に守られ、私は肩から力が抜けた。
「たまたまですよ。マカナを見かけたものでね。夕食に誘っていたんですよ。車は直ったようですね。直らないようなら私の車で送ろうと思っていたんですが。夕食、あなたも一緒にいかがですか?」
「はい。そうですかと、行くわけがないでしょう? 私たちは楽しんでいますのでお引き取りください」
月城さんはそれだけ言うと、私を車に促す。脚が震えてガクガクしているがそんな姿を見せないように乗り込んだ。
「彼女は私の婚約者です。これ以上付きまとわないでほしい」
ハーキム氏に冷たく言い放った彼は私の隣に腰を下ろした。
オーストラリア人のカップルも前の席に乗り込み、車が発進する。
砂の上に立つハーキム氏の姿が小さくなっていき、ホッと胸をなで下ろす。
「こんなところまで来るなんて……」
「完全にストーカーだな」
「このままではあきらめてくれなさそう……」
私の言葉に月城さんは考え込んでいる様子で、黙ったままだった。
翌日、私は引き続き仕事が休み。日曜日なので父も通常なら休日なのだが、仕事があり月城さんと出かけていった。
昨日のハーキム氏の執拗な出現にショックを受け、どこかへ出かける気もならない。
一日中ゴロゴロして、今後どうするのか考えていた。
彼に守られ、私は肩から力が抜けた。
「たまたまですよ。マカナを見かけたものでね。夕食に誘っていたんですよ。車は直ったようですね。直らないようなら私の車で送ろうと思っていたんですが。夕食、あなたも一緒にいかがですか?」
「はい。そうですかと、行くわけがないでしょう? 私たちは楽しんでいますのでお引き取りください」
月城さんはそれだけ言うと、私を車に促す。脚が震えてガクガクしているがそんな姿を見せないように乗り込んだ。
「彼女は私の婚約者です。これ以上付きまとわないでほしい」
ハーキム氏に冷たく言い放った彼は私の隣に腰を下ろした。
オーストラリア人のカップルも前の席に乗り込み、車が発進する。
砂の上に立つハーキム氏の姿が小さくなっていき、ホッと胸をなで下ろす。
「こんなところまで来るなんて……」
「完全にストーカーだな」
「このままではあきらめてくれなさそう……」
私の言葉に月城さんは考え込んでいる様子で、黙ったままだった。
翌日、私は引き続き仕事が休み。日曜日なので父も通常なら休日なのだが、仕事があり月城さんと出かけていった。
昨日のハーキム氏の執拗な出現にショックを受け、どこかへ出かける気もならない。
一日中ゴロゴロして、今後どうするのか考えていた。