エリート外交官と至極の契約結婚【極上悪魔なスパダリシリーズ】
自分を奮い立たせ、熱い緑茶を淹れて、先に夕食を食べた。
父が帰宅したのはそれから一時間後だった。私はその間にお風呂に入っていた。
「おかえりなさい」
父のうしろを確認するように見やる。
「ただいま。なにを見ているんだ? 月城くんはまだだよ」
「え? 玄関の鍵が閉まったか確認しただけよ。それで、月城さんは別行動だったの?」
父の言葉はあたっているが、私は素知らぬ顔をして理由づける。
「ああ。レセプションではほぼ一緒にいたが、用事があってね」
「おなか空いてる? 巻き寿司を作ったの」
「そういえば今日は土曜日だったな。カマラとサナーは休みか。シャワーを浴びてからいただこうか」
「はい。リビングに用意しておくね」
父は二階の自室へ上がっていき、私はキッチンへ向かった。
少ししてパジャマ姿の父がのんびりと下りてきた。
父はソファに座り、くつろいだ様子で納豆巻きをおいしそうに口へ運ぶ。
「ああ。うまいな。あ、テレビをつけてニュースにしてくれないか」
「はい」
十一時からの国営放送のニュースチャンネルをつける。字幕は英語だ。
「え? 総理が来訪していたの!?」
「ああ。今朝言っただろう?」
ちょうどキッチンとダイニングを往復していたときなのかもしれない。
画面の中では、日本の総理とアラブ首長国連邦の大統領が並んで椅子に座っている。
父が帰宅したのはそれから一時間後だった。私はその間にお風呂に入っていた。
「おかえりなさい」
父のうしろを確認するように見やる。
「ただいま。なにを見ているんだ? 月城くんはまだだよ」
「え? 玄関の鍵が閉まったか確認しただけよ。それで、月城さんは別行動だったの?」
父の言葉はあたっているが、私は素知らぬ顔をして理由づける。
「ああ。レセプションではほぼ一緒にいたが、用事があってね」
「おなか空いてる? 巻き寿司を作ったの」
「そういえば今日は土曜日だったな。カマラとサナーは休みか。シャワーを浴びてからいただこうか」
「はい。リビングに用意しておくね」
父は二階の自室へ上がっていき、私はキッチンへ向かった。
少ししてパジャマ姿の父がのんびりと下りてきた。
父はソファに座り、くつろいだ様子で納豆巻きをおいしそうに口へ運ぶ。
「ああ。うまいな。あ、テレビをつけてニュースにしてくれないか」
「はい」
十一時からの国営放送のニュースチャンネルをつける。字幕は英語だ。
「え? 総理が来訪していたの!?」
「ああ。今朝言っただろう?」
ちょうどキッチンとダイニングを往復していたときなのかもしれない。
画面の中では、日本の総理とアラブ首長国連邦の大統領が並んで椅子に座っている。