君は残酷な幸福を乞う
若葉が琉軌の膝の上に跨がる。
「若葉、俺を愛して?」
「うん…」
若葉が琉軌の口唇を奪う。

「ん……んぁ…ふ…」
深いキスをして、更に顔が赤くなる若葉。
「ん…若葉の口唇、気持ちいい……」
「そうかな?琉基の口唇は……よくわかんない」
「繋がろうか?若葉」
「うん…」
若葉が跨がったまま、繋がる二人。

「━━━━━━!!!
んんっ…!!」
ググッと繋がって、思わず眉間にシワを寄せ琉軌の肩を掴む若葉。
「若葉?大丈夫?」
「うん…待ってね……私が動くから…」

「可愛い…若葉。
こうやって繋がってるだけで、ゾクゾクして果てそう……!」
「私も…ゾクゾクして昂ってくるの…
なんか、おかしい……
私の中に、何かいるみたい……!」
「魔物?」
「え?魔物?私の中に魔物がいるの?」
「うん、なんか若葉に俺…狂わせて惑わされてるんだ。さっきの男も言ってたよね?
調子が狂うって!」

「私は、そんなつもりないよ……?」

「わかってるよ。若葉は可愛いから!
男が惑わされるんだよ……?」
「それを言うなら、琉軌はカッコいいよ!」
「フフ…ありがと。
ねぇ…もう、我慢の限界越えてる……このままじゃ…俺が動きそう…!」
「あ、ごめんね…!琉軌、いっぱい気持ちよくなって……!」

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「はぁはぁ……もう…だめ…動けない……」
「フフ…ありがと!気持ちよかったよ……!
若葉、幸せだよ…!ありがとう、若葉…!」
「私…も…幸せだよ…!
琉軌大好きだよ……!」

「うん、俺も愛してるよ……狂おしいくらいにね…!」
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