俺の妻は腐女子ですがなんら問題ありません。〜交際0日婚で腐女子の私は甘々に溺愛されてます〜
「姫咲、美桜が驚いてるだろ」
姫咲から美桜を引き剥がし引き寄せる。美桜は姫咲の圧力に驚いたまま目が点、の状態のままだ。
「えー、こんなに可愛い子と結婚するなんてアンタもやるわねぇ。立派な男だったのね!」
「まじで……」
服の裾をクイクイと引っ張られ小声で美桜が「ケーキ渡してもだ、大丈夫かな?」と耳打ちしてくる。「大丈夫だよ」と返事を返すと美桜は背筋をピンと伸ばし、もう一度姫咲に挨拶をし直した。
「あ、あのっ、おねえさんのお口に合えばいいんですけどケーキを買ってきたので、宜しかったら原稿の合間にでも食べてください。わ、私おねえさん……その、高森亜也先生の大ファンなんです! 推しの先生なんです!」
スッと横から広志さんがケーキを受け取り「紅茶を入れてきますね」とキッチンの方へ消えて行ったと同時に爆発音のようにデカい声がキーンと耳に突き抜けた。
「やだーーーー!!! まさかの美桜ちゃんがBL好きとか最高すぎるわ! しかも私のファンって、もうこれは私たち運命よ。同志よ。」
姫咲は美桜の手を取りぶんぶん大きく上下に振り下ろしている。美桜は美桜で好きな人を見つめるような熱い視線で姫咲を凝視しているし、なんだか面白くない状況な気がするのは気のせいか?
姫咲から美桜を引き剥がし引き寄せる。美桜は姫咲の圧力に驚いたまま目が点、の状態のままだ。
「えー、こんなに可愛い子と結婚するなんてアンタもやるわねぇ。立派な男だったのね!」
「まじで……」
服の裾をクイクイと引っ張られ小声で美桜が「ケーキ渡してもだ、大丈夫かな?」と耳打ちしてくる。「大丈夫だよ」と返事を返すと美桜は背筋をピンと伸ばし、もう一度姫咲に挨拶をし直した。
「あ、あのっ、おねえさんのお口に合えばいいんですけどケーキを買ってきたので、宜しかったら原稿の合間にでも食べてください。わ、私おねえさん……その、高森亜也先生の大ファンなんです! 推しの先生なんです!」
スッと横から広志さんがケーキを受け取り「紅茶を入れてきますね」とキッチンの方へ消えて行ったと同時に爆発音のようにデカい声がキーンと耳に突き抜けた。
「やだーーーー!!! まさかの美桜ちゃんがBL好きとか最高すぎるわ! しかも私のファンって、もうこれは私たち運命よ。同志よ。」
姫咲は美桜の手を取りぶんぶん大きく上下に振り下ろしている。美桜は美桜で好きな人を見つめるような熱い視線で姫咲を凝視しているし、なんだか面白くない状況な気がするのは気のせいか?