俺の妻は腐女子ですがなんら問題ありません。〜交際0日婚で腐女子の私は甘々に溺愛されてます〜
 二人にお湯がかかる位置にシャワーを固定する。徐に頭からシャワーを浴びながら抱き寄せられキスをした。口の隙間からお湯が流れ入ってくる時もある。けれどそんなのは御構い無しに唾液とお湯が混じり合い身体の中に流れ込むものもあれば、口の横から流れ出てしまうものも。息をするのも難しく、もう苦しくなって唇を離した時にはお互いハァハァとキスをしただけなのに息が上がっていた。

「俺が洗ってあげるから座って」

 風呂用椅子に座るよう促されされるがままに椅子に座る。シャンプーをたっぷり手のひらで泡立ててから頭皮を優しく指の腹で洗ってくれる。人に髪の毛を洗ってもらうなんて美容室でしかないので新鮮で、そして凄く気持ちがいい。エッチで官能的な雰囲気だったのがなんだかとても穏やかな空気に変わりつつあった。

「私も隆ちゃんの髪の毛洗ってあげるね」

 そう言っても「大丈夫だよ」と言う隆ちゃんを半ば半分強引に椅子に座らせ手のひらにシャンプーを泡立て、彼の柔らかい髪の毛にしっかりと揉み込みながらも頭皮を優しく洗った。何だか少し自分がお母さんにでもなった気分だ。
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