俺の妻は腐女子ですがなんら問題ありません。〜交際0日婚で腐女子の私は甘々に溺愛されてます〜
「指輪を取りに行くのは夕方だし、それまでは家でゆっくり過ごそうか」

 車に乗り助手席に乗っている美桜に話しかける。ゆっくりというワードが美桜は大好きだ。漫画がゆっくり読めるからなのはもう分かりきっている。やったーと言いたげで嬉しそうな表情をして俺の顔を覗き込んできた。

「だねぇ。読みたい新刊もたくさん積んでるし、隆ちゃんも一緒に読む?」

(やっぱり漫画読む気満々だな)

「じゃあ美桜のオススメでも読もうかな」

「読むの!?」

「自分で聞いてきたくせになんでそんなに驚くんだよ。もう何回も読んでるじゃん、美桜のエローい漫画」

 カァっと一瞬にして頬を真っ赤に染め「わ、私がエロいんじゃないからねっ!」とわたわた手を動かしながら弁解してくるけど、そんな事は一言も言ってない。なのに勘違いして自分の事だと思っているとか可愛すぎてつい顔がニヤけてしまう。
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