俺の妻は腐女子ですがなんら問題ありません。〜交際0日婚で腐女子の私は甘々に溺愛されてます〜
「美桜は明日の朝何時に家出れば会社に間に合うの?」

「私は八時かな、ここから近いから」

「俺と同じだ、じゃあまだ寝なくても大丈夫だよな」

 時刻は夜の九時。普段は夜中まで起きて漫画を読んでいる事が大体なので、当然まだ眠くはない。

「まぁ、大丈夫だけど、もう一冊読む?」

「ん、読まないけど……」

 隆ちゃんは真っ直ぐに私を見て、目を逸らさせない。段々と近づいてくる顔に私と同じシャンプーの香りがフワリと香った。私達を包む雰囲気がガラリと変わり性的な艶のある雰囲気になり、トクンと身体が疼く。

「もう一回美桜の事抱きたいな。いや、もう抱く」

 彼が艶美な声を出すと耳元に吐息が当たりくすぐったいとはまた違う感覚がゾクリと背筋を走る。いつの間にか彼に横抱きをされ、足が宙を舞う。待っての一言も言わせないかのように唇を塞がれ、キスを繰り返しながら寝室に入る。
 真っ暗な部屋。昼間の雰囲気とはまた違いベットについている間接照明をつけるとオレンジ色の暖かい光が私たちを照らした。
< 51 / 186 >

この作品をシェア

pagetop