愛しの鳥籠〜籠のカギ篇〜





そんな地獄のような非日常生活だった筈なのに。



人間の適応能力とは怖い物で、



後にそれがわたしのなかで『非日常』から、当たり前としての『日常』へと変化してゆくのだった。



そうして、1年と言う月日がゆっくり経った頃。



わたしは神経の端々から脳の隅々まで、どっぷりとユキに侵されてしまったのだったーー。











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