君に伝えた好きの数。
「……なにしてんの」
〜〜っ、あぁもう。
だいすき
振り返らなくてもわかる
「あかいし、くん………」
「ん。ごめん、遅くなった」
そう言って明石くんは掴まれてた金髪の人の手を払って、
「この子、俺のなんで。あげないです」
そう言って私の手を引いてくれた
おにーさんたちはなんか言ってたけど、
明石くんがいたからわたしには何も聞こえなかった
“ この子、俺のなんで。あげないです ”
嘘ついてまで守ってくれた明石くん