君に伝えた好きの数。
ぐっと足で踏み留まる
絶対に行きたくない。明石くんと一緒に優勝するんだもん……!
「おいおい、おじょーさん、はやく行こうぜ」
「い、いやです」
「えーーーーー?きっと文化祭より楽しいよ?」
そんなわけない、もう嫌だよ………
………助けて…
「…………つばさくん……」
声に出して彼の名前を呼ぶ。
ちゃんと本人の前で呼びたかったな、もう遅いよね
今から私はこの人たちに連れていかれそうになってるんだもん…
うううう、後悔しかない………