【コミカライズ】若き社長は婚約者の姉を溺愛する《宮ノ入シリーズ①》【番外編更新】
「まったく……。外野がうるさいな」

 俺はうるさいのが苦手だ。
 俺が顔をしかめると、繁松が深々と頭を下げた。

「瑞生様、ご心配なく。ただいま片付けますので」
「いや、繁松。俺も手伝おう」

 学生服のボタンを外して、首元を緩める。
 繁松と俺で、直真の手下を全員、潰した。
 全員が床に倒れ、直真一人になった。
 わざと直真を一人残したのだ。

「お前たち、素人じゃないな?」

 もう一度、直真に問う。

「一緒に来い。チンピラのままでいるか、俺と上を目指すか選べ」
「……ふざけたガキだ。一択しかないくせに偉そうに言うな!」
「最後はあなたですか。失礼」
「なっ……!」

 直真は反射神経がいいのか、繁松の攻撃を避けた。
 ただし、一撃目だけ。
 繁松は直真がどの程度の力を持っているのか、わざと一撃目を手加減したのだ。
 繫松はプロだ。
 それも、祖父のSPたちの中で一番強い。
 負けるのは目に見えている。
 直真の腹に繫松の拳が入り、体が崩れ落ちた。

「ははっ! さすがセンスがいい。鍛えがいのある狂犬ですね。教育に時間がかかりそうですが」
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