8月25日(後編)
「わたしは英語苦手だから…」

「だから通うんじゃん」

と笑われた。


まぁ、確かにそうだけど。


「わたしこそすぐに辞めると思う」

だって、これっぽっちも英語に興味なんてないんだもん。

それなのに英語の勉強をしたって、すぐに飽きがきてしまうはず。


「そっか〜それは残念」


と肩を落とすところを見れば、本気で誘ってくれていたようだ。

「あ、プリクラ」

慧くんの背後に見えたプリクラが目に止まると、立ち上がり近寄った。


2枚のプリクラ…

貼ってくれてるんだ。


真顔のわたしと引きつった笑顔のわたし…

んー…今ならもっと上手く笑える自信がある。

和子に伝授してもらったのもあるしね。


なんて妙な自信がわいていると、後ろからそっと抱きしめられた。
< 330 / 499 >

この作品をシェア

pagetop