8月25日(後編)
ーー数日後…


「紗良、どうだった?」

昼休みもあと10分ほどで終わる頃、和子が心配そうに顔を覗きこんできた。


「今の成績では難しいみたい…あと1年で頑張らないと」


朝礼が終わると、進路担当の先生が声をかけてきて、何事だろう?と耳を傾けたまではよかったんだけど…

先週提出した進路希望の用紙が引っかかったらしい。


「紗良の志望してた専門学校?って、そんなに頭いるの?」

「うーん、先生の話しぶりからそうみたい」

やっとの思いで志望欄を埋め提出したのに…


それが今の成績だと難しいなんて…。


「それにしても、あの雑誌が紗良の進路になるとはね〜驚きだよ」

多分それはわたしが一番驚いていることだろう。


和子から貰ったあの雑誌の影響が強すぎて…

また、慧くんが不意に言った『編集者』という職業が頭から離れず…


無理だと思いつつ、志望欄を埋めないよりはマシだと思い、編集者に近づける専門学校を書いた。
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