俺の、彼女は、可愛いすぎる
翌朝、

教室に、入ると

彼女の周りには、仲のよい友達が

お喋りにしながら、笑ってた。




「ゆうや、授業、さぼるなよ!」


隆が、椅子に座り言った。


「彼奴の、授業…面白くないからなあ」


花恋が、振り向いて

俺をみてる


「ゆうや、花恋ちゃんが、オレを見た

よ」喜んでいる隆


花恋は、何か、言いたそうな目をしてた。



次の授業を、さぼった。


俺は、誰もいない、図書室のひろ~い

机の上で、大の字になって寝てた。


ウッ…いい匂いが~


目をあけると、近付いてくる


花恋の顔が、目の前にあった。

ぱぁ~と起きた

どうして…ここに


彼女は、俺に抱きつき

「どうして、連絡くれなかったの?

待ってたのに…」

目を、うるうるして、小声で言った


彼女の、柔らかい声が、心にひびく。


「ゆうやさん、キスして…」


俺は、彼女の積極的な行動におどろく。


俺は、軽くキスした。

「昨日の、キスがほしい~」


「だめだよ…それ以上、欲しくなるから

笑って、こたえた。


「なっても…いいよ…」

色白の顔が、ピンク色になっていた。


「な、なに…冗談だよ」


俺は、動揺してた。

彼女、何、考えているのだろう…


その時、授業のおわる

チャイムが聞こえた。


彼女は、

「連絡してね~と駈け足で行った」


俺も、あとに、続いた。


教室に戻った俺に、隆は言った。


「花恋ちゃん、途中具合わるくなって


保健室にいったけど、元気に戻って


きたから、安心したよ」



花恋は、席に座って、笑ってた



俺は、…何も言えない


彼女の笑った顔が、可愛いと思った。


< 9 / 145 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop