あの日、雪が降っていてよかった。【完】
-数時間後-


『やっほーゆきー、起きてるー?』

『あっ、おい、インターホン鳴らせよ、』

『えー?下のオートロックで鳴らしたじゃんー、』

「あっ…、仁さん、忍さん、」


がちゃ、と玄関のドアが開く音がしたかと思えば

冷たい空気と一緒に、2人が顔を覗かせた。


『唯ちゃんじゃんー、ゆき起きてる?』

「あっ、はい。ついさっきまでは…、」


私が言うと

ほんとかなぁ?と言いながら、忍さんは雪村さんの部屋のドアをそっと開けた。

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