あの日、雪が降っていてよかった。【完】
『さすがに疲れたし、なんか甘いものでも買いに行こうか。』

「それなら私がっ…、」

『唯ちゃんだけ行かせるなんて、俺らそんなに意地悪じゃないから、』


一緒に行こうか、と仁さんが笑うと

いや僕が行く、と

雪村さんは立ち上がって、はやく、と私に手招きした。


「あっ、じゃあ、行ってきますっ…、」


慌てて雪村さんの背中を追いかけると

仁さんと忍さんは、苦笑しながら私に手を振った。

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