あの日、雪が降っていてよかった。【完】
ぴ、とマイクが切れたのを確認してから

私は、ふぅ、と息を吐いた。


「3分って、こうやって真剣に待つと長いですね…、」

『確かに笑 カップラーメン待つ3分みてぇな?』

『……僕の徹夜で創ったMVとカップラーメンを一緒にすんな、』


村瀬さんの言葉に

むすっとした顔をして

雪村さんはソファの背に頭を預けた。


『むっくんー?ゆきに久々に会えて嬉しいからって、意地悪しないー、』

『いやー、そーゆー機会じゃねぇと会わないじゃん?』

『それは村瀬が引きこもりだからでしょ、』


…仁さんの言う通りだ。

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