あの日、雪が降っていてよかった。【完】
『雪村、先にモールのほう行く感じ?』

『おう。……香月もそれでいい?』

「あ、はいっ、」


私が頷くと

ん、と雪村さんも頷いて

はやく、と私のほうを振り返った。


「は、はいっ、」


慌てて小走りで隣に並ぶと

後ろから、やっぱり唯ちゃん犬みたい、と笑う

忍さんの声が聞こえた。

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