あの日、雪が降っていてよかった。【完】
《あ、あの!》
「は、はい…、」
《すっごく上手でした!…あの、よかったら…、》
見ず知らずの人に話しかけられた動揺と
早くこの場を立ち去りたい気持ちから
視線を泳がすと
これ…、とスマートフォンの画面を見せられた。
《こ、この曲って弾けたりしますか…?》
「……あー…、えっと、」
どうしよう、と考えていると
お願いします!と勢いよく頭を下げられてしまって
私は半ばやけくそに、はい、と返事をした。
「は、はい…、」
《すっごく上手でした!…あの、よかったら…、》
見ず知らずの人に話しかけられた動揺と
早くこの場を立ち去りたい気持ちから
視線を泳がすと
これ…、とスマートフォンの画面を見せられた。
《こ、この曲って弾けたりしますか…?》
「……あー…、えっと、」
どうしよう、と考えていると
お願いします!と勢いよく頭を下げられてしまって
私は半ばやけくそに、はい、と返事をした。