あの日、雪が降っていてよかった。【完】
《ほんとですか!?》

「……あ、えっと、とりあえず1回聴かせてもらってもいいですか、その曲…、」

《はい!》


中学1年生くらいだろうか

その女の子は、私にイヤフォンを差し出すと

音楽をぴ、と再生した。


「………この曲、好きなんですか?」

《はいっ!曲も声も、すごく好きなんです、》


ちょっと♭が多い感じの

掴みどころがないような、独特なメロディなのに

歌詞がスムーズに頭に入ってくる

すごく心地いい曲だった。


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