10秒先の狂恋 ~堅物脳外科医と偽りの新婚生活~
「かわいい、果歩。ここには俺しかいないから、好きなだけ声出して」
「やっ、な、何言って……やぁっ!」
「果歩の肌、滑らかで気持ちいいな」
そのまま、先生は私の首筋に口づけ、鎖骨にも口づけると、流れるようにトップスを少し持ち上げ、わき腹にも口づけた。
「んんっ……!」
ビクリと身体が震え、また声が高くなりそうで、思わず唇をかむ。すると先生は、私の唇をなぞって、閉じられないように私の口の中に自分の指を入れる。
そうされると、先生の指を噛むこともできなくて、ただうっすら開いた唇から、声にならない声が出てきた。
「声、出して。聞かせて、果歩の声」
「ぁっ……!」
(どうしよう……)