花嫁も大聖女も、謹んでお断り申し上げます!
エミリーの力で大聖樹が回復したことにより凶暴化した獣の数も少なくなっていき、モースリーの街は徐々に賑わいを取り戻していった。
ロレッタは牢獄に入れられ、エミリーだけでなくオレリアや他の者に対しても余罪があるとして騎士団の取り調べを受けている。
罪が確定次第、断罪されるのは間違いない。
ロレッタを調べている騎士団員は新たに団長となったフィデルについていた者たちだ。
かつての騎士団長もまたロレッタと同様牢獄の中である。
人々を守るための職についていながらの愚行ゆえ、罪はさらに重くなる。
カルバード学長は聖女院の院長だけでなく、エトリックスクールの学長の座からも失脚する。
もちろんエミリー殺害の計画に手を貸しているため投獄は免れず、しかし本人はロレッタに騙されていたとして、自分も被害者だと訴え続けている。
刺客の男を始め、オレリア邸を襲った男たちは、モースリーの北部にそびえる山の麓にある収容所へと移された。
厳しい寒さの中での重労働と、魔力の使用を禁止された生活を命尽きるまで送ることとなる。