幼なじみはトップアイドル 〜ちさ姉を好きになっていいのは俺だけ〜
 ピンポン、ピンポンと呼び鈴が連打されたのは、ちょうど夜中の12時を回ったころだった。
 パジャマ姿だったわたしは、とりあえずカーディガンを引っかけてドアスコープから外を見た。

 わっ、なんも見えん。
 あっちからも覗いてるってこと? えっ、不審者⁉︎ なんか嫌な予感がする。
 念のため、スマホ持っておいたほうがいいかも。

 そう思ってリビングに戻ると、また呼び鈴が。
 ドアまで行って、もう一度、恐る恐る覗く。
 すると、今度は訪問者の顔がはっきり見えた。

 えっ、なんで?

 わたしはとりあえず、チェーンをかけたままドアを開けた。

「おう、ちさ姉」
「璃音……。おう、じゃないでしょう? 何、こんな時間に」
「テレビの収録、長引いちゃってさ。ねえ、とにかく開けてよ。疲れてんだよ」

 璃音はそう言ってチェーンを外させ、ずかずかと部屋に入ってきた。
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