幼なじみはトップアイドル 〜ちさ姉を好きになっていいのは俺だけ〜
 そうか。
 ここに住むのは彼にとっていい機会かも。

 璃音の人気や美貌に惑わされず、ダメなことはダメと言えるのは、璃音のママをのぞけば、たぶんわたししかいない。

 しょうがないなあ。手助けしてやるか。

 ある種の義務感。
 そんな気持ちがわたしのなかに生まれてきた。

 璃音はまだ目をうるうるさせている。
「なあ、ここに居てもいいって約束してくれるんなら、掃除でも食事の支度でもなんでもやるよ。でもさ、おれ、やり方わかんないから、ちさ姉、教えてくれるよな」

 追い出さないでって、目で語ってくる。
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