わんこ系男子と甘々な日常
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そわそわと待ちに待った放課後。
私は友達に挨拶をしてからすぐに教室を出て、図書室へと向かった。
からりと軽い音を立てて開く滑りのいい扉は、この学校の図書室が最近になって改装されたことを物語っている。
改装の準備やら工事やらのせいで去年は全く使えなくて、本好きの私とはいえまだこの空間に馴染めていない。
だけど、どこか懐かしく感じるのは色褪せた本が視界いっぱいに広がっているからなんだろう。
こういう空間は中学校の図書室だけでなく市立の図書館をも思い出させてくれる。
ここには私の居場所がある気がして安心感を覚えるんだ。
もう一つの安心感を与えてくれるあの子を探そうと入口から部屋の中全体を見渡すと、わずかに上下するおっきい塊が見えて。
……あの柔らかそうな茶髪は蒼空くんに違いない。
私の時間を欲しいだなんて言っといて寝ちゃうって……まったく。