ツインレイ⋅⋅⋅唯一無二
(33)変わらず

瑞樹は、
大学を卒業して慶と俊介さんの
会社に入社して教わっている。

彩桜は、涼ちゃんに教わりながら
キャビンアテンダントになり
世界を飛び回っている。

あの時妊娠していた子は、
女の子で汐桜(しおん)と名付けられた。

汐桜は、私から離れずに
作品作りをいつも見ていた。

お兄ちゃん、お姉ちゃんと
遊ぶのも好きだが
私にくっついていて
作品を見ている。

汐桜は、くまや犬、うさぎを
作り初めて······
うまい。本当に上手い。

技術を習ったのではなく
自己流だが。

きちんと習わせてみようと
汐桜に話すと
「ママは?」
と、言うから
「勉強してお出で。
汐桜は、ママより上手だよ。」
と、言うと高校を卒業して
和洋裁を学び
引っ込み思案の汐桜がドイツへ
学び修行して戻ってきた。
今は、二人で作品を作っている。

結城の両親も
涼ちゃん、俊介さんも
子供達を大事にしてくれる。

今日は兄妹三人で涼ちゃん達と
食事にでかけた。

三人が揃うのは、あまりないから
涼ちゃんも俊介さんも
楽しみにしていた。

私は、作品作りに没頭していると
フワッと後ろから抱き締める慶
「まだ、やるの?」
「うふふっ。ごめん。
お風呂上がったの?」
「うん。やめて、俺の相手して。」
「うん。待ってね。」
と、針等を片付けてから
慶に振り向き
慶を抱き締めると
抱き締め返されて
沢山のキスをされ
息があがるとおでこをつけて
笑いあい
「「愛してる。」」
と、一緒になり
またまた、笑いあう。

慶に抱き上げられて
寝室へ。

慶に沢山翻弄され
「慶の·····体力凄いね·····。」
「えっ、まだまだ。」
と、慶が再び私の中へ
「······んんっ····ハァ·····ン·····」
「くぅっ·····ん···みおっん····なかっ···
  ·······たまん·····ないっ·····」
慶の腰が加速しながら
深く、深く、入り込み
二人で果てて
抱き締めあって眠りにつく。

子供達も帰宅したら
眠りにつくはずだから······

本当に·······幸せだ·······。。



❝ ツインレイ ❞

 不思議な言葉·······

 慶と私······?······

 でも、私達は、離れる事はない。

 ずっと変わらぬ想い

 ずっと変わらぬ愛情

 出会えた事の奇跡に感謝して

 毎日を過ごす


   愛してる······慶

   愛してる······美桜



           END
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