りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
「お疲れー!!!」
いつもより高そうな居酒屋。笑い声で賑わう中、カチンカチンとジョッキの音が響き渡った。
「どうもいつも、ミサキがお世話になってます」
「違うよ、私がお世話してるんだよ!」
ガタイの良い男の人に続いて、ケーコさんの先輩の"ミサキさん"が口を尖らせる。
「あ、俺、幸野サトシっていうんだけど。ミサキの相方って事で……」
「はいはい、一応ね」
「おい、一応って何だよ!?」
「えー、だって……」
普段からこんな感じなんだろうな。
向かいに座る2人が軽くどつき合って首に手を回したりするから、仲が良いんだろう事が伝わってきた。
「あ、こちらがコウくん。原村コウダイで。えーと、ハタチの学生です」
なんてケーコさんに名前を呼ばれれば、ミサキさんの彼氏のサトシさんが「わーかッ!!!」と言って目を丸くさせる。
「……よろしくお願いします」
フリとはいえ、紹介されるこの空気にまだ慣れなままジョッキを片手に小さく頭を下げた。