りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
確かに。肩まであいたトップスにフレアスカートを身に纏うケーコさんは、これから出掛けるであろう格好をしている。
化粧もバッチリしてるし、きっとその辺のコンビニって訳じゃ無いだろうな。
「とーにかく、入れよ」
既にドアが空いている俺の部屋にリク達押し込めて、彼女に"それじゃ"なんて小さく軽く頭を下げたのに。
「ちょー、美人っすねー」
リクが無理矢理ドアの向こう側から顔を出してくるから、台無しだ。
「なんだよ、リク。コウの隣人ナンパとかやめとけよー」
なんてタカヤが続いて"ひゃはは"と笑い声を上げるから、明らかに機嫌が悪そうなケーコさんが余計に眉をつり上げる。
「あー、何処か出かけるんですか?」
とりあえず、当たり障りの無い質問を投げかけてみるけど。
セックスを仕掛けてきたのはケーコさんからの筈なのに、何で俺の方が気まずいのか。
「別に。何処だっていーでしょ」
今朝会ったばかりなのに、久し振りに彼女の声を聞いた気がする。
くるりと向けられた背中から、男って最低と無言で伝わってきた。