りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
なんて軽く考えたのが、間違いだったのかも知れない──。
「もしかして、このお姉さん?」
しかも、リクが余計な一言を言ってくれたもんだから火に油を注いだようなもんだ。
ケーコさんがこんな夕方の時間帯から、アパートにいるのはかなり珍しい。
多分、いつも仕事の時間な筈だから。
学校が終わって買い出しして、そのまま俺ん家に向かえば、丁度ドアの前でケーコさんとバッタリ出くわしてしまったのだ。
「もしかしてって何だよ?」
「えー、誰?誰?」
周りの奴等も興味を示していくから、ケーコさんにギロリと冷たい目を向けられる事となる。
「お姉さん、今からどっか行くんですかー?」
リク。お前マジで空気読めよ。