拗らせ片想い~理系女子の恋愛模様
「いや、俺もめったに熱とか出さないからよくわからなくて。薬局の人に聞いて適当に買っておいたから。食えそうだったら食って」
「うん。本当にありがとう」
久しぶりに会えたのに、私の体調の話しかしていない・・・。何か用事があって連絡してきたのか、最近どうしてるか、色々話したいことはあるのに・・・
「それにしても、少し無理しすぎじゃね?仕事忙しいの?」
「まあ、ボチボチかな」
多分、今回体調を崩したのは仕事のせいだけじゃない。浦橋くんとのゴタゴタで、すっかり食欲がなくなってしまい、ここのところ食生活も乱れ切っていた。
「俺、これから遠征なんだ。何かあったらちゃんとお母さんとか頼れよ」
そんな忙しい時に来てくれたんだ・・・。
「ありがとう。今度お礼させて」
「早く良くなれ」
頭にポン、と手を置くと、手を振って出て行った。
1年以上ぶりに会う牧野くんは全然変わってなかった。なぜ急に連絡をくれたんだろう。何かあったのだろうか。今度ちゃんと話をしよう。
本当だったら牧野くんを部屋に入れたりしないだろう。
しかし、あまりの高熱に冷静な判断ができなかったのもあるし、正直助かった。買い物をして冷蔵庫の中を満たしてくれ、部屋もかなり片付けてくれた。ゴミもちゃんとまとめておいてくれたらしい。
浦橋くんと順調に付き合っている時だったら、決して牧野くんに頼ったりしなかっただろう。
昨日浦橋くんと話をして、一旦区切りをつけたつもりだった。
それにしてもまだ怠い。月曜日から仕事だ。あと一日でなんとか熱を下げたい。
結局そのまま寝てしまい、目が覚めたのは日曜日の早朝だった。
頭も体もすっかり軽くなっている。熱を測ると37度だった。我ながら中々の回復力だ。
このままだったら明日は出社できそうだ。
今日は天気が良さそうなのでたまった洗濯物だけして、一日寝ていたほうがいいだろう。食料はおかげ様で牧野くんがたくさん冷蔵庫に補充してくれている。
結局なんだったんだろう。疲労していたのは確かだが、のどの痛みが酷かったし風邪だろうか。
先週1週間もかなりつらかった。どんなに忙しくても面倒でも食事と睡眠はしっかりとらないと、こういう目にあるということを肝に銘じて生活しよう。
翌日の月曜日はまだ体に力が入らない気がするが、何とか仕事ができそうだ。
「うん。本当にありがとう」
久しぶりに会えたのに、私の体調の話しかしていない・・・。何か用事があって連絡してきたのか、最近どうしてるか、色々話したいことはあるのに・・・
「それにしても、少し無理しすぎじゃね?仕事忙しいの?」
「まあ、ボチボチかな」
多分、今回体調を崩したのは仕事のせいだけじゃない。浦橋くんとのゴタゴタで、すっかり食欲がなくなってしまい、ここのところ食生活も乱れ切っていた。
「俺、これから遠征なんだ。何かあったらちゃんとお母さんとか頼れよ」
そんな忙しい時に来てくれたんだ・・・。
「ありがとう。今度お礼させて」
「早く良くなれ」
頭にポン、と手を置くと、手を振って出て行った。
1年以上ぶりに会う牧野くんは全然変わってなかった。なぜ急に連絡をくれたんだろう。何かあったのだろうか。今度ちゃんと話をしよう。
本当だったら牧野くんを部屋に入れたりしないだろう。
しかし、あまりの高熱に冷静な判断ができなかったのもあるし、正直助かった。買い物をして冷蔵庫の中を満たしてくれ、部屋もかなり片付けてくれた。ゴミもちゃんとまとめておいてくれたらしい。
浦橋くんと順調に付き合っている時だったら、決して牧野くんに頼ったりしなかっただろう。
昨日浦橋くんと話をして、一旦区切りをつけたつもりだった。
それにしてもまだ怠い。月曜日から仕事だ。あと一日でなんとか熱を下げたい。
結局そのまま寝てしまい、目が覚めたのは日曜日の早朝だった。
頭も体もすっかり軽くなっている。熱を測ると37度だった。我ながら中々の回復力だ。
このままだったら明日は出社できそうだ。
今日は天気が良さそうなのでたまった洗濯物だけして、一日寝ていたほうがいいだろう。食料はおかげ様で牧野くんがたくさん冷蔵庫に補充してくれている。
結局なんだったんだろう。疲労していたのは確かだが、のどの痛みが酷かったし風邪だろうか。
先週1週間もかなりつらかった。どんなに忙しくても面倒でも食事と睡眠はしっかりとらないと、こういう目にあるということを肝に銘じて生活しよう。
翌日の月曜日はまだ体に力が入らない気がするが、何とか仕事ができそうだ。