拗らせ片想い~理系女子の恋愛模様
思いのほか楽しい時間を過ごすことができて、あっという間に2時間がたとうとしていた。
お会計をしようとすると、木村からお金あずかっているので、と中澤君が支払ってしまい、私の分は受け取ってもらえなかった。明日木村君にお礼を言わないと。
お店を出て、駅に向かって歩き出すと、お向かいのお店から須藤さんとその横に寄り添うようにいる子は須藤さんの部署の派遣社員の女の子・・・梅田さんと、他何人かが出てくるところだった。
梅田さん。結構古くから派遣されているらしく、経営企画部には2年近くいるはずだ。前から須藤さんと一緒にいるところはよく見かけたが、最近特に多い。今日は経企部の飲み会だろうか?今日、来週の下見に行きたいような口ぶりだったが、飲み会は急遽の参加だろうか。
「あれ?佐多さんじゃん」
声をかけてきたのは、須藤さんの同期で同じ経営企画部の柴田さんだ。
「おう。どこで飲んでたの?」
須藤さんも私に気づき、声をかけてくる。
中澤君と二人で会釈しながら、ここの和食屋です、と後ろのお店を指さす。
「木村は?」
須藤さんがキョロキョロしながら聞いてくる。夕方聞かれたときに3人で飲むと言ったのを覚えていたのだろう。
「用事があって先に帰りました」
「へえー」
目を細めて急に不機嫌そうになった須藤さんが近づいてくる。
「もう帰るだろ?」
「そう、ですね・・・」
そう言って中澤君の顔を見ると、ニコっと笑って頷いている。
ふっ・・。中澤君の笑顔を見るとこっちまで笑顔になる。ほんとに、無邪気で爽やかないい笑顔だ。
「送ってく」
須藤さんが私の腕をひっぱるので、中澤君が少し驚いたように前にでる。
「僕が送るので大丈夫です。皆さん、これから二次会ですよね?」
須藤さ~ん、と甲高い声が聞こえたと思ったら、梅田さんが小走りにいて、須藤さんの腕にピタッとはりついた。
「もう皆行っちゃいましたよ。早く行きましょう」といいながら須藤さんの腕を引っ張る。
須藤さんと梅田さんはいわゆる『公認の仲』だ。
須藤さんには長年同棲している年上の恋人がいるという噂もあるが、梅田さんとも交際中だともっぱらの噂だ。
年上の恋人とは別れたのかもしれない。
なかなか須藤さんが私の腕から手を離さないので、やんわり手でどけると、ここぞとばかりに梅田さんは須藤さんを自分の方へ引き寄せる。
お会計をしようとすると、木村からお金あずかっているので、と中澤君が支払ってしまい、私の分は受け取ってもらえなかった。明日木村君にお礼を言わないと。
お店を出て、駅に向かって歩き出すと、お向かいのお店から須藤さんとその横に寄り添うようにいる子は須藤さんの部署の派遣社員の女の子・・・梅田さんと、他何人かが出てくるところだった。
梅田さん。結構古くから派遣されているらしく、経営企画部には2年近くいるはずだ。前から須藤さんと一緒にいるところはよく見かけたが、最近特に多い。今日は経企部の飲み会だろうか?今日、来週の下見に行きたいような口ぶりだったが、飲み会は急遽の参加だろうか。
「あれ?佐多さんじゃん」
声をかけてきたのは、須藤さんの同期で同じ経営企画部の柴田さんだ。
「おう。どこで飲んでたの?」
須藤さんも私に気づき、声をかけてくる。
中澤君と二人で会釈しながら、ここの和食屋です、と後ろのお店を指さす。
「木村は?」
須藤さんがキョロキョロしながら聞いてくる。夕方聞かれたときに3人で飲むと言ったのを覚えていたのだろう。
「用事があって先に帰りました」
「へえー」
目を細めて急に不機嫌そうになった須藤さんが近づいてくる。
「もう帰るだろ?」
「そう、ですね・・・」
そう言って中澤君の顔を見ると、ニコっと笑って頷いている。
ふっ・・。中澤君の笑顔を見るとこっちまで笑顔になる。ほんとに、無邪気で爽やかないい笑顔だ。
「送ってく」
須藤さんが私の腕をひっぱるので、中澤君が少し驚いたように前にでる。
「僕が送るので大丈夫です。皆さん、これから二次会ですよね?」
須藤さ~ん、と甲高い声が聞こえたと思ったら、梅田さんが小走りにいて、須藤さんの腕にピタッとはりついた。
「もう皆行っちゃいましたよ。早く行きましょう」といいながら須藤さんの腕を引っ張る。
須藤さんと梅田さんはいわゆる『公認の仲』だ。
須藤さんには長年同棲している年上の恋人がいるという噂もあるが、梅田さんとも交際中だともっぱらの噂だ。
年上の恋人とは別れたのかもしれない。
なかなか須藤さんが私の腕から手を離さないので、やんわり手でどけると、ここぞとばかりに梅田さんは須藤さんを自分の方へ引き寄せる。