拗らせ片想い~理系女子の恋愛模様
あっという間に2時間近くたったところで、和美の携帯が鳴る。恐らく旦那様の飯島くんだろう。
「すみません、私はそろそろ失礼しようと思います。満里子どうする?」
和美が私に聞くと、私が答えるより先に須藤さんが口を挟む。
「俺が送っていくから大丈夫」
それを聞き、だったら安心ですね、とニコっと笑い、ありがとうございました、と先にお店を出た。
これ飲んだら俺たちも出よう、と須藤さんに言われ、一旦お手洗いに行き戻ってくると、お会計も終わっていたところだった。
お礼を言いながらお店を出ると、須藤さんがタクシーを拾おうとしていたため、慌てて阻止する。
今日は殆ど飲んでいないうえに、時間もまだ21時すぎだ。十分に電車もあるし帰れる時刻だ。
しかし・・・須藤さんたちはまだ飲み足りないのではないか、と思い、私一人で帰ろうとするが、二人がそれを許さず、結局三人で駅まで向かう。
みんな同じ方向で、私が最初に駅に降りるはずだ。
改札口まで来たところで、柴田さんが、悪い、と言ってスマホを出して、立ち止まった。
ほんの少し喋ったあと、スタスタと近づいてきて、ごめん、長引きそうだから先に行って、と言いながら手を挙げて離れて行ってしまった。
何となくただならぬ雰囲気というか、深刻そうだったが大丈夫だろうか・・・。少し心配になり、須藤さんの顔を見ると、同じく心配そうな顔をして柴田さんが去って行った方向を見ていたが、私と目が合うと、行こうか、と私の背中を押して歩き出した。
電車が動きだすと、須藤さんが少し心配そうな口調で言った。
「アイツ、今付き合ってる子と少し揉めてる、っていうか色々あって・・・」
「・・・じゃあ、さっきの電話はその方ですかね?」
「うん、多分そうじゃないかな」
須藤さんの浮かない顔を見ていると、こちらまで落ち着かなくなってくる。
「あの、戻りますか?」
「え?」
「柴田さん、心配ですよね」
「ああ、心配っていうか、まあ、俺も相手の子知ってるから色々相談にのっててさ。後で連絡してみるよ」
本当に仲が良いんだな。須藤さんも知っている人、ということは会社の同期とか、なのだろうか。そんなことを一人で考えていると、不意に聞かれた。
「心配?」
え?と須藤さんの顔を見上げると、やや真剣な顔をして私の顔をじっとみている。
「すみません、私はそろそろ失礼しようと思います。満里子どうする?」
和美が私に聞くと、私が答えるより先に須藤さんが口を挟む。
「俺が送っていくから大丈夫」
それを聞き、だったら安心ですね、とニコっと笑い、ありがとうございました、と先にお店を出た。
これ飲んだら俺たちも出よう、と須藤さんに言われ、一旦お手洗いに行き戻ってくると、お会計も終わっていたところだった。
お礼を言いながらお店を出ると、須藤さんがタクシーを拾おうとしていたため、慌てて阻止する。
今日は殆ど飲んでいないうえに、時間もまだ21時すぎだ。十分に電車もあるし帰れる時刻だ。
しかし・・・須藤さんたちはまだ飲み足りないのではないか、と思い、私一人で帰ろうとするが、二人がそれを許さず、結局三人で駅まで向かう。
みんな同じ方向で、私が最初に駅に降りるはずだ。
改札口まで来たところで、柴田さんが、悪い、と言ってスマホを出して、立ち止まった。
ほんの少し喋ったあと、スタスタと近づいてきて、ごめん、長引きそうだから先に行って、と言いながら手を挙げて離れて行ってしまった。
何となくただならぬ雰囲気というか、深刻そうだったが大丈夫だろうか・・・。少し心配になり、須藤さんの顔を見ると、同じく心配そうな顔をして柴田さんが去って行った方向を見ていたが、私と目が合うと、行こうか、と私の背中を押して歩き出した。
電車が動きだすと、須藤さんが少し心配そうな口調で言った。
「アイツ、今付き合ってる子と少し揉めてる、っていうか色々あって・・・」
「・・・じゃあ、さっきの電話はその方ですかね?」
「うん、多分そうじゃないかな」
須藤さんの浮かない顔を見ていると、こちらまで落ち着かなくなってくる。
「あの、戻りますか?」
「え?」
「柴田さん、心配ですよね」
「ああ、心配っていうか、まあ、俺も相手の子知ってるから色々相談にのっててさ。後で連絡してみるよ」
本当に仲が良いんだな。須藤さんも知っている人、ということは会社の同期とか、なのだろうか。そんなことを一人で考えていると、不意に聞かれた。
「心配?」
え?と須藤さんの顔を見上げると、やや真剣な顔をして私の顔をじっとみている。