拗らせ片想い~理系女子の恋愛模様
もしかして、須藤さんは嫌いだったかな・・・、と思っていると、サンキュ、とニコっと笑って言ってくれた。
須藤さんの笑った顔を見られるなんて、超レアだ。なんだか得した気分になり、私も笑い返すと、プイっと目を反らされ、早く帰れ、と肩を押された。
「今日はありがとうございました。柴田さんにもよろしくお伝えください」
そう伝えてエントランスに入ると、手を振ってタクシーを止めようと通りに出るところが見えた。
仕事では尊敬している須藤さんだが、プライベートではさぞかし俺様なのだろう、と思うと近寄りがたかったが、柴田さんを心配する友人思いのところや、笑顔を見ることができて、少し近づけたような気になり、少しだけ嬉しかった。
日曜日の夜、中澤君からメールがきた。
今度、休みの日に食事に行かないか、というお誘いだった。
休みの日に、食事・・・・
てっきりまた前のように木村君と3人で飲むのかと思っていたので、意外なお誘いに少し返事に迷ったが、断る理由も思い浮かばず、食事くらいならいいか、と、いつにしますか?と返事をすると、すぐに来週はどうか、と返信がきた。
来週の土曜日は特に用事もなかったため、一緒にお昼を食べる約束をした。
翌週の月曜日、いつものように木村君と社食でお昼をとり、その後飲み物を買いに売店に寄ると、柴田さんと須藤さんが立ち話をしていた。
同時に気づき、頭を下げながら近づくと柴田さんが気さくに手を挙げて、おう、と言ってくれた。
「金曜日はどうもね、スイーツ、ありがとう。すごい美味しかった。」
「いえ、こちらこそ。ご馳走になりありがとうございました。」
「今度は佐多ちゃんも遊びに来てよ。金曜日須藤が急に押しかけてくるからさあ。むさ苦しいのなんの・・・」
にこやかに柴田さんが話している横で、須藤さんは不機嫌な顔で、チっと舌打ちをする。
「ほら。何渋い顔してるんだよ。佐多ちゃんが怖がってるだろ」
うっせー、と小さな声で言いながらそっぽを向く須藤さんを横目に見ながら、私は少し安心してしまった。
金曜日の夜、柴田さんと別れたあと、須藤さんは柴田さんが心配なのか、いつも冷静なのに、なんとなくソワソワしていて落ち着きがなかった。柴田さんが思いのほか元気そうでよかった。
「ふふ。仲良いですね」
須藤さんの笑った顔を見られるなんて、超レアだ。なんだか得した気分になり、私も笑い返すと、プイっと目を反らされ、早く帰れ、と肩を押された。
「今日はありがとうございました。柴田さんにもよろしくお伝えください」
そう伝えてエントランスに入ると、手を振ってタクシーを止めようと通りに出るところが見えた。
仕事では尊敬している須藤さんだが、プライベートではさぞかし俺様なのだろう、と思うと近寄りがたかったが、柴田さんを心配する友人思いのところや、笑顔を見ることができて、少し近づけたような気になり、少しだけ嬉しかった。
日曜日の夜、中澤君からメールがきた。
今度、休みの日に食事に行かないか、というお誘いだった。
休みの日に、食事・・・・
てっきりまた前のように木村君と3人で飲むのかと思っていたので、意外なお誘いに少し返事に迷ったが、断る理由も思い浮かばず、食事くらいならいいか、と、いつにしますか?と返事をすると、すぐに来週はどうか、と返信がきた。
来週の土曜日は特に用事もなかったため、一緒にお昼を食べる約束をした。
翌週の月曜日、いつものように木村君と社食でお昼をとり、その後飲み物を買いに売店に寄ると、柴田さんと須藤さんが立ち話をしていた。
同時に気づき、頭を下げながら近づくと柴田さんが気さくに手を挙げて、おう、と言ってくれた。
「金曜日はどうもね、スイーツ、ありがとう。すごい美味しかった。」
「いえ、こちらこそ。ご馳走になりありがとうございました。」
「今度は佐多ちゃんも遊びに来てよ。金曜日須藤が急に押しかけてくるからさあ。むさ苦しいのなんの・・・」
にこやかに柴田さんが話している横で、須藤さんは不機嫌な顔で、チっと舌打ちをする。
「ほら。何渋い顔してるんだよ。佐多ちゃんが怖がってるだろ」
うっせー、と小さな声で言いながらそっぽを向く須藤さんを横目に見ながら、私は少し安心してしまった。
金曜日の夜、柴田さんと別れたあと、須藤さんは柴田さんが心配なのか、いつも冷静なのに、なんとなくソワソワしていて落ち着きがなかった。柴田さんが思いのほか元気そうでよかった。
「ふふ。仲良いですね」