拗らせ片想い~理系女子の恋愛模様
「寄ってこうぜ」

そっか。そう言って頷く牧野くんに、明日は浦野君とお昼約束していることを言いそびれてしまった。

寮に着き、牧野くんと別れて部屋に戻る。
浦橋くんに11時に待ち合わせOKの返信を送り、携帯を置こうとすると、電話が鳴った。浦橋くんだ。

「今どこ?」

「部屋帰ってきたところ」

「少し会えない?」

「・・・もう23時だよ。お風呂も入りたいし。。」

「・・・だよな。・・じゃあ、明日11時な。食べたいもの考えておいて」

「うん。じゃあ、明日ね」

こんな時間から会おうなんて、どうせ明日会えるのに何か急用だったのだろうか。
いずれにしても明日会えるし、会ったら聞いてみよう。


翌日、11時にエントランスに行くと、既に浦橋くんは来ていた。

「おはよー。待たせてごめんね」

「おはよ。俺も今来たところ。何食べたい?」

「ん~、軽めがいいんだけど、、浦橋くんお腹空いてるよね?」

「そこそこ空いてるけど・・じゃあ、お蕎麦とかにする?俺天ぷらとか食べるし」

「お蕎麦いいね」

じゃ、行こうか、と駅に向かって歩き出す。
浦橋くんが調べてくれて、駅前に有名なお蕎麦屋さんがあるみたいだから行ってみよう、となり行ってみると、既に5人くらい並んでいた。せっかくだから並ぼうということになり、一番後ろの列につく。

「昨日の飲み会どうだった?」

「楽しかったよ。知らない人ばっかりだった」

昨日の飲み会の話や大学時代の話をしていたら、あっという間に順番が来て席に案内される。あまりお腹空いてないなって思っていたのだが、実際にメニューを見てるとやっぱり天ぷらを食べたくなり、浦橋くんと同じものを結局頼むことにした。

あっという間に食べ終わり、少し洋服でも見ようかとブラブラ歩いていたら、2時間近くたってしまい、喉乾いたね、とカフェでお茶することにした。

席に着くと、浦橋くんの携帯に着信があった。

「あれ、真田だ。何だろう」

ちょっと出てくるね・・・と言いながらお店の外に出て2,3分話すと戻ってきた。

「真田が、もうすぐ部屋ににつくらしくて、集まれる人だけで課題やろうって。」

「そっか。じゃあ、そろそろ戻らないとかな?」

「1時間くらいはかかるって言っておいたから、少しゆっくりしてから行こうよ」

「大丈夫?真田君待ってない?」

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