拗らせ片想い~理系女子の恋愛模様
あと1週間で研修も終わり、バラバラになってしまうのに、少しでも一緒にいたいのに・・・あれからずっと浦橋くんからの誘いも断っている。だけど、研修中もずっと私から目をそらさないし、皆の前でもあからさまに好意を出してくる。
夜二人きりにはならないようにしているものの、昼間の課題や、お昼などは常に一緒に行動していた。
牧野くんと一緒にいることが、ほとんどできずにいたが、どう振舞えばいいのか全く分からなかった。
昨日陽美ちゃんが、一緒にお昼をとった時、ふふっと笑いながら、浦橋くんかわいいね~、って揶揄い半分な調子で聞いてきた。
「だけど浦橋くん彼女いるんだよね」
「遠距離でしょ。もう別れるんじゃない?」
「聞いたけど、別れてないって」
「だけど、浦橋くんって多分こっちに配属だよね?」
「まあ、そうですね」
「だったらいずれにしても別れるんじゃない?」
「・・・だとしても、今はお付き合いしているはずだし。本人が別れてる認識がないんだもん。私にちょっかい出すすのは違うと思います。」
「じゃあ、満里ちゃんは浦橋くんが彼女とちゃんと別れてたら付き合うってこと?」
「・・・そういうわけではないけど・・・。ただ、今はそれ以前の問題でしょ、ってことを本人にも言いました」
「まあ、そうだね。それにしても浦橋くんってすごいね。ストレートすぎる。ありゃ、牧野くんも引くね。」
ふふ、っと笑いながらサラリと牧野くんの名前を出すから、ギョッとして陽美ちゃんの顔を見つめると、ははは、と笑いながら言った。
「だって、あれ、牧野くんに対するけん制でしょ」
「けん制・・・」
「二人、どうなってるの?」
「・・・どうもなってないです・・・」
「満里ちゃんも大変だねぇ」
がんばって~、と笑いながら席を立つので、慌てて後を追う。
「なんかおもしろがってない?」
「え~、だって見てて楽しいんだもん」
クスクス笑いながら歩いてる陽美ちゃんを見ながら、はあ、とこっそりため息をついた。
私が牧野くんのことが好きなこと、完全にバレてるよね。。周りにはバレバレなのに、牧野くん本人はどうして気づかないんだろう。そこまで鈍感だはも思えないけど。
結局週末の飲み会まで牧野くんから連絡がなかったため、もしかして別々に行く気かとやきもきしたが、前日の夜電話をくれた。
夜二人きりにはならないようにしているものの、昼間の課題や、お昼などは常に一緒に行動していた。
牧野くんと一緒にいることが、ほとんどできずにいたが、どう振舞えばいいのか全く分からなかった。
昨日陽美ちゃんが、一緒にお昼をとった時、ふふっと笑いながら、浦橋くんかわいいね~、って揶揄い半分な調子で聞いてきた。
「だけど浦橋くん彼女いるんだよね」
「遠距離でしょ。もう別れるんじゃない?」
「聞いたけど、別れてないって」
「だけど、浦橋くんって多分こっちに配属だよね?」
「まあ、そうですね」
「だったらいずれにしても別れるんじゃない?」
「・・・だとしても、今はお付き合いしているはずだし。本人が別れてる認識がないんだもん。私にちょっかい出すすのは違うと思います。」
「じゃあ、満里ちゃんは浦橋くんが彼女とちゃんと別れてたら付き合うってこと?」
「・・・そういうわけではないけど・・・。ただ、今はそれ以前の問題でしょ、ってことを本人にも言いました」
「まあ、そうだね。それにしても浦橋くんってすごいね。ストレートすぎる。ありゃ、牧野くんも引くね。」
ふふ、っと笑いながらサラリと牧野くんの名前を出すから、ギョッとして陽美ちゃんの顔を見つめると、ははは、と笑いながら言った。
「だって、あれ、牧野くんに対するけん制でしょ」
「けん制・・・」
「二人、どうなってるの?」
「・・・どうもなってないです・・・」
「満里ちゃんも大変だねぇ」
がんばって~、と笑いながら席を立つので、慌てて後を追う。
「なんかおもしろがってない?」
「え~、だって見てて楽しいんだもん」
クスクス笑いながら歩いてる陽美ちゃんを見ながら、はあ、とこっそりため息をついた。
私が牧野くんのことが好きなこと、完全にバレてるよね。。周りにはバレバレなのに、牧野くん本人はどうして気づかないんだろう。そこまで鈍感だはも思えないけど。
結局週末の飲み会まで牧野くんから連絡がなかったため、もしかして別々に行く気かとやきもきしたが、前日の夜電話をくれた。