拗らせ片想い~理系女子の恋愛模様
さて、戻るか、と立ち上がると、陽美ちゃんが「満里ちゃん!」と大声で呼びながら駆け寄ってきた。
「陽美ちゃん・・・」
「探したよー。どうしたの?気分悪い?カバン持ってきたけど荷物ってこれだけだった?」
本当に心配してくれたんだろう。息が切れているし、矢継ぎ早に質問してきて、私の腕をギュっと掴んでいる。
「ごめん・・」
「大丈夫ならいいけど。気分悪いわけではないのね?」
「うん。ごめんなさい。」
「大丈夫ならいいけど・・・。お会計も終わって、みんな二次会行ったから」
私の頭をなでながら優しく言ってくれる。
「何かあった?時間大丈夫ならお茶しようよ」
そう言って私の腕を引っ張って行ってくれる。私のカバンも持たせたままだ。
5分ほど歩いたところのカフェに落ち着くと、大丈夫?と心配気な顔をして私を見てきた。
「牧野くんが・・・」
それっきり言葉が続かなくなってしまう私を見ながら、ん?と話の先を促す。
「牧野くんがどうした?満里ちゃんずっと立ちっぱなしだったけど、少しは話できたの?」
ううん、と首を振ると、心配そうに私の手を握ってくる。
「彼女がいるんだって」
「え?・・・・」
そういったまま陽美ちゃんは言葉を失ったようにしばらく固まっていたが、ふう、と息をつくと、私の頭を撫でた。
「そっか」
「直接聞いたわけじゃないんだけど、話してるのが聞こえた」
「うん」
「最初は聞き間違いかな、って思ったんだけど、間違いじゃなかった」
「うん」
「今日、会えると楽しみにしてたんだけど、ほとんどしゃべらなかった」
最初に顔を合わせた時に、元気?と言葉を交わしただけだ。
今まで、牧野くんは必ず私の側に来てくれた。研修の時も、飲み会の時も、とにかく側に来てくれた記憶しかない。今日は結局牧野くんが私を探してくれることはなかった。
陽美ちゃんが迎えに来てくれたなかったら、誰もいないお店に一人で戻っていたのだろう。
「陽美ちゃん、迎えに来てくれてありがとう」
私の話に相槌をうちながら、ずっと頭を撫でてくれている陽美ちゃんに改めてお礼を言うと、心配した、と泣きそうな顔で言われた。
「今度から携帯は持ち歩いてね。連絡つかないから焦ったよ」
心配した、ともう一度言われ、連絡しようと携帯を見たら、結構な着信があり、驚く。
「ごめんなさい」
というと、もういいから、と苦笑いしながら言った。
「陽美ちゃん・・・」
「探したよー。どうしたの?気分悪い?カバン持ってきたけど荷物ってこれだけだった?」
本当に心配してくれたんだろう。息が切れているし、矢継ぎ早に質問してきて、私の腕をギュっと掴んでいる。
「ごめん・・」
「大丈夫ならいいけど。気分悪いわけではないのね?」
「うん。ごめんなさい。」
「大丈夫ならいいけど・・・。お会計も終わって、みんな二次会行ったから」
私の頭をなでながら優しく言ってくれる。
「何かあった?時間大丈夫ならお茶しようよ」
そう言って私の腕を引っ張って行ってくれる。私のカバンも持たせたままだ。
5分ほど歩いたところのカフェに落ち着くと、大丈夫?と心配気な顔をして私を見てきた。
「牧野くんが・・・」
それっきり言葉が続かなくなってしまう私を見ながら、ん?と話の先を促す。
「牧野くんがどうした?満里ちゃんずっと立ちっぱなしだったけど、少しは話できたの?」
ううん、と首を振ると、心配そうに私の手を握ってくる。
「彼女がいるんだって」
「え?・・・・」
そういったまま陽美ちゃんは言葉を失ったようにしばらく固まっていたが、ふう、と息をつくと、私の頭を撫でた。
「そっか」
「直接聞いたわけじゃないんだけど、話してるのが聞こえた」
「うん」
「最初は聞き間違いかな、って思ったんだけど、間違いじゃなかった」
「うん」
「今日、会えると楽しみにしてたんだけど、ほとんどしゃべらなかった」
最初に顔を合わせた時に、元気?と言葉を交わしただけだ。
今まで、牧野くんは必ず私の側に来てくれた。研修の時も、飲み会の時も、とにかく側に来てくれた記憶しかない。今日は結局牧野くんが私を探してくれることはなかった。
陽美ちゃんが迎えに来てくれたなかったら、誰もいないお店に一人で戻っていたのだろう。
「陽美ちゃん、迎えに来てくれてありがとう」
私の話に相槌をうちながら、ずっと頭を撫でてくれている陽美ちゃんに改めてお礼を言うと、心配した、と泣きそうな顔で言われた。
「今度から携帯は持ち歩いてね。連絡つかないから焦ったよ」
心配した、ともう一度言われ、連絡しようと携帯を見たら、結構な着信があり、驚く。
「ごめんなさい」
というと、もういいから、と苦笑いしながら言った。