拗らせ片想い~理系女子の恋愛模様
お店も静かで、広すぎず、とても気に入った。
特に注文したわけではないのに、アルコール度の低い、飲みやすいカクテルだ。
和美が事前に私の好きそうな味を伝えておいてくれたらしい。
ただ、和美は普段ビールや発泡酒のイメージが強いため、甘いカクテルを飲んでいるのは意外な気がした。
それを伝えると、たまにはね、でも次はビール飲む、という宣言どおり、次から次にグラスを開けていた。
「で?同期会はどうだったの?牧野くんとは話できた?」
「・・・それが・・・」
牧野くんに彼女ができたこと、ほとんどしゃべれなかったこと、など、同期会での出来事を和美に話した。
「それは・・・つらいね。満里子大丈夫?」
「うん」
「諦めるの?」
「・・・そうだね・・・もう仕方ないね」
「告白しないんだ」
「・・・今まで連絡取ってなかったし、急に会おうって言っても会えないと思うの。だからってメールで告白しても、既読無視されたら立ち直れないし」
「好きなんでしょ?」
「・・・。研修の時、一緒に過ごしているときは本当に好きだったよ。研修終わってもマメに連絡取り合って、たまに会う牧野くんは一緒にいて楽しいし優しいし、大好きだった。だけど・・・もう連絡くれなくなって何か月もたつし、会ってない時間のほうが長いくらいだもの」
「そっか。つらいね。」
今日はとことん付き合うよ、と頭を撫でられ、和美の優しさに涙が落ちそうになる。
飯ちゃんとはどうなったのだろう、と思い聞いてみると、「相変わらず、微妙」なんだそう。
だけど週1回以上は必ずあっているようだし、連絡は毎日のようだ。
それはもう付き合っているのと一緒なのではないか、と思うのだが、それを言うと、和美は呆れように言った。
「満里子と牧野くんだってそうだったじゃない」
「・・・だけど、結局そうじゃなかったから。牧野くんは私のことは別に好きじゃなかったんだよ」
昨日から繰り返し思っていることがまた口に付いて出る。
「地味で、恋愛経験がなさそうな私のことを構うのが楽しかったんじゃない?」
「・・・牧野くんはそういうタイプじゃないと思うよ」
浦橋くんじゃあるまいし・・・と呟くように言うのが聞こえたので、思わずぷっと吹き出してしまう。
「確かに浦橋くんはひどかったね」
研修のときは完璧に私のことを揶揄っていた。
特に注文したわけではないのに、アルコール度の低い、飲みやすいカクテルだ。
和美が事前に私の好きそうな味を伝えておいてくれたらしい。
ただ、和美は普段ビールや発泡酒のイメージが強いため、甘いカクテルを飲んでいるのは意外な気がした。
それを伝えると、たまにはね、でも次はビール飲む、という宣言どおり、次から次にグラスを開けていた。
「で?同期会はどうだったの?牧野くんとは話できた?」
「・・・それが・・・」
牧野くんに彼女ができたこと、ほとんどしゃべれなかったこと、など、同期会での出来事を和美に話した。
「それは・・・つらいね。満里子大丈夫?」
「うん」
「諦めるの?」
「・・・そうだね・・・もう仕方ないね」
「告白しないんだ」
「・・・今まで連絡取ってなかったし、急に会おうって言っても会えないと思うの。だからってメールで告白しても、既読無視されたら立ち直れないし」
「好きなんでしょ?」
「・・・。研修の時、一緒に過ごしているときは本当に好きだったよ。研修終わってもマメに連絡取り合って、たまに会う牧野くんは一緒にいて楽しいし優しいし、大好きだった。だけど・・・もう連絡くれなくなって何か月もたつし、会ってない時間のほうが長いくらいだもの」
「そっか。つらいね。」
今日はとことん付き合うよ、と頭を撫でられ、和美の優しさに涙が落ちそうになる。
飯ちゃんとはどうなったのだろう、と思い聞いてみると、「相変わらず、微妙」なんだそう。
だけど週1回以上は必ずあっているようだし、連絡は毎日のようだ。
それはもう付き合っているのと一緒なのではないか、と思うのだが、それを言うと、和美は呆れように言った。
「満里子と牧野くんだってそうだったじゃない」
「・・・だけど、結局そうじゃなかったから。牧野くんは私のことは別に好きじゃなかったんだよ」
昨日から繰り返し思っていることがまた口に付いて出る。
「地味で、恋愛経験がなさそうな私のことを構うのが楽しかったんじゃない?」
「・・・牧野くんはそういうタイプじゃないと思うよ」
浦橋くんじゃあるまいし・・・と呟くように言うのが聞こえたので、思わずぷっと吹き出してしまう。
「確かに浦橋くんはひどかったね」
研修のときは完璧に私のことを揶揄っていた。