拗らせ片想い~理系女子の恋愛模様
「今日は楽しかった、テレビ、届くの楽しみだね」

じゃあ、と言って、くるりと背を向けて走って家まで帰った。
家の中に入ると、ドッと疲れがでて、床にどかっと座り込んだ。さっきのパンケーキを半分も食べなかったせいか、少しお腹が空いてきた。コンビニで何か買ってくればよかったな。
冷蔵庫を見ると、何もない・・・。明日の日曜日、どこにも出かけなくて済むように、今のうちに買い物に行こうか、とお財布を掴んで部屋をでる。

飲み物やサラダなど買い物して帰ってきた後は、先にシャワーを浴びてゆっくりするだけだ。お腹空いたから何か食べよう・・と思いながらダラダラしていたら、そのまま寝落ちしてしまい、目が覚めたのはもう明るくなるころだった。

昨日買ってきたパンとサラダで遅めの朝食をとり、家の掃除を終わらせたらお昼をとっくに過ぎてしまっていた。
天気も良いことだし、1週間分の買い物をしてしまおうと、お財布と携帯を持つと、携帯に着信があったことに気づく。

昨夜、浦橋くんからのメールと・・・・牧野くんからだ。昨晩電話をくれたみたいだ。どうしようか数秒悩んだが、折り返し鳴らしてみる。5回呼び出し音が鳴ったところで、こんな昼間に出ないだろうな、と思い返し、慌てて切る。

何の用だろう。飲み会でほとんど話ができなかったから、単純に、元気?とかそんな感じだろうか。
牧野くんのことは、諦めると決めたのだ。
このまま今までのようにたまに話して、たまに会って、なんてやっていたらいつまでも忘れられない。
私から連絡するのはもうやめよう。

浦橋くんからは、昨日は一日楽しかった、と、メールがきていた。
一日たち、私もだいぶ落ち着いてきた。

昨日は話の成り行き上、浦橋くんが恋人と別れた時の話になっただけだったのに、私が過剰に反応しすぎて勝手に傷ついただけのような気がしてきた。本配属後に再会してからは、同期として接してくれていたし、仲良くしてくれたのに・・・昨日は嫌な態度をとってしまった。

買い物から戻り、携帯を取り出して、なんて書こうか散々迷った結果

「昨日はありがとう。嫌な態度をとってごめんなさい」

結局短い一文になってしまったが、間をおかず、こっちこそごめん、とすぐに返信がきた。

結局そのあとのはダラダラしていたら、にあっという間に日曜日が終わってしまった。

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