宝物 番外編付き
蓮さんのマンションは、防犯がしっかりしているマンションだった。
低層マンションだが、厳重で24時間コンシェルジュが受付にいるらしい。
受付で、私が今後出入りする旨を伝えた蓮さん。

「中沢さん。こんばんは!
こちらはもうすぐ、私の婚約になるくるみです」

「おかえりなさいませ。佐山様。
はじめまして くるみ様。私コンシェルジュの中沢と申します。
大変、申し訳ございませんが、くるみ様のお写真を一枚撮らせていただきます。」

「はい。あと彼女用の鍵も1枚作って欲しいので宜しくお願いします。」

「畏まりました。 くるみ様。
お写真を撮っても宜しいですか?」

「蓮さん、変じゃない? 大丈夫?」

「うん。大丈夫だよ。」

「では、お願いします。」

「はい。では撮りますね。 パチリ☆
あと3名の コンシェルジュと共有いたします。
時間をお取りして申し訳ございませんでした。」

「宜しくお願いします。 
さあ、くるみ行くぞ。」

「はい。」
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