宝物 番外編付き
蓮さんのマンションは、防犯がしっかりしている

マンションだった。

低層マンションだが、

厳重で24時間コンシェルジュが受付にいるらしい。

受付で、私が今後出入りする旨を伝えた蓮さん。


「中沢さん。こんばんは!

こちらはもうすぐ、私の婚約になるくるみです」


中沢
「おかえりなさいませ。佐山様。

はじめまして くるみ様。私コンシェルジュの

中沢と申します。

大変、申し訳ございませんが、

くるみ様のお写真を一枚撮らせていただきます。」



「はい。あと彼女用の鍵も1枚作って

欲しいので宜しくお願いします。」


中沢
「畏まりました。 くるみ様。

お写真を撮っても宜しいですか?」


くるみ
「蓮さん、変じゃない? 大丈夫?」


「うん。大丈夫だよ。」

くるみ
「では、お願いします。」


中沢
「はい。では撮りますね。 パチリ☆

あと3名の コンシェルジュと共有いたします。

時間をお取りして申し訳ございませんでした。」



「宜しくお願いします。 さあ、くるみ、

行くぞ。」


くるみ
「はい。」
< 123 / 435 >

この作品をシェア

pagetop